uzume AKA disco Devil Official Website

例えば心理的オートマチズムによる、ある限定されたイメージへのアプローチ DEMO

(資料ⅰ)…分かれ道にて
「右の道は丘の上、左の道は港へと続いているわ」と、女が言った。
「右が丘の上で、左が港?」
いったいどっちへ行けばいいだろう。

「あなた、帽子屋の娘を探しているんでしょう?
だったら左へ行くといいわ。彼女は丘の上にいる」
「左?ちょっとまって、
丘の上に行く道は右なんでしょう?」と、私。
すると女はあきれたような顔をして、
「バカね、だから左へ行くんじゃない。
西に行きたければ東へ、
丘のてっぺんに登りたければ、先ずは海に潜るもの」

「ばかばかしい、付き合ってらんない!
帽子屋の娘は丘の上なのね!」
私は女の返事を待とうともせず
急いで右の道へと足を踏み入れた。
すると、「つまんない人」、と言って
女は歌いだした。

あっちの道はまだ あなたには早い

「ひとつ忠告しておくけど」、女は続けた。
「あなたの信じる知識や経験なんて、
ここでは何の意味も持たないの。
だから物事に判断を下すときには、
先ず、ものさしそのものを疑ってみることね。
今、ここにある営みの総ては、
あなたが考えているよりずっと受動的なのよ
               free
…『受動的』?
   free

そもそも 私はなぜその娘を探しているんだろう

(資料ⅱ)
閉じ込められたバスルームの中で見たのは
私を探す私
そう ここは確かに丘の上
だけど海の底
この謎が解けないあなたに私は見つけられない
"命尽きるまで この迷路の中を彷徨うといいわ"

頭の先から ゆっくり溶けてゆく

(資料ⅲ)…ネフスキイ通りにて
「ビスケットはいかが? 右はTの味 左はFの味」

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2004
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